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CREA 6月号は、『心に効く映画』特集♪   

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今月号のCREAは、「心に効く映画Best460」

映画に救われることってたくさんありますよね。
そんな一本に出会えるかもしれない、内容でした。
まだまだ観たことのない映画がたくさん♪
今後の楽しみがまた、増えました。

# by xxtmkxxt | 2010-05-07 22:54 | その他映画ネタ

やさしい嘘と贈り物   

やさしい嘘と贈り物_a0140082_16384578.jpg●やさしい嘘と贈り物
原題:LOVELY, STILL

製作年:2008年
製作国:アメリカ
上映時間:92分

監督:ニック・ファクラー
出演者:マーティン・ランドー、エレン・バースティン、
    アダム・スコット、エリザベス・バンクス 他

詳細:



新進気鋭の24歳、ニック・ファクラー初監督作品。


カチカチに硬くなった、「負」の塊が、溶けて涙として流れ出ていくようなそんな心温まる映画だった。


どうして認知症であるロバート(マーティン・ランドー)が、一人で暮らすようになったのか、
いきさつは描かれていなかったが、
記憶を失っても、再度妻、メアリー(エレン・バースティン)に恋に落ちる年老いたロバートの姿が、とてもかわいらしかった。

鏡の前で笑顔の練習をしてみたり、電話がかかってくるよう祈ったり・・・。
恋の始まりの楽しさを、一緒に味わえる。

舞台はアメリカの小さな町。
雪深いこの町でデートを重ねるが、ある日ソリ滑りに出かける。
そのシーンが印象的で、子どものようにはしゃぐ二人は、キラキラと輝いていて、
この上なく幸せそうだった。苦しみも、悲しみもない天国のような世界にいるみたいだった。
それなのに、なぜか涙が出てきた。BGMは<アヴェ・マリア>だった。

単なるラブストーリーではなく、
慈悲深さ、思いやり、人と人との繋がりの温かさを感じられる映画だった。

そして・・・
夫婦愛、家族愛の中で、ちょっと感性のズレた「マイク」が笑いを誘い、なんだかホッとした。
この笑いが重要で、重たくなく、キレイすぎずにまとまっていると思った。


今日の映画・・・80点

# by xxtmkxxt | 2010-05-07 16:21 | アメリカ映画

『オール・アバウト・マイ・マザー』   

『オール・アバウト・マイ・マザー』_a0140082_18264080.jpg
●オール・アバウト・マイ・マザー

原題:Todo sobre mi madre
英題:All About My Mother

製作年:1999年
製作国:スペイン
上映時間:101分

監督:ペドロ・アルモドバル
出演者:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、ペネロペ・クルス 他

詳細: 



1999年 <アカデミー外国語映画賞> 受賞

ペドロ・アルモドバル監督の映画は、不思議な魅力がある。
この映画も、以前観た映画『ボルベール<帰郷>』同様、登場人物それぞれ歩んできた道の ”濃さ” が目立つ。一人ひとりにフォーカスして見ると、壮絶な人生を送っていて、精神的にまいってしまいそうになる。けれど、観る側に負担を与えない描写になっている。
かといって、「人生いろいろあるけど、頑張って生きていこうよ!」という押しつけがましさもない。ゆっくり噛みしめてみると、じんわり温かなものが喉を通っていく。

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主人公マヌエラ(セシリア・ロス)と、息子が観に行った舞台の広告。赤の口紅と、マヌエラの赤のコートが鮮やかで美しくて、眩しい。その後の悲劇が起きるなんて予想もできないほど、完璧なシーン。悲劇とは、息子が目の前で事故死してしまうこと。普段気丈にふるまっていても、いざ息子のことを口にすると、高ぶる想いを抑えられず、泣きだしてしまう母、マヌエラ。

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まだあどけなさが残るペネロペ・クルスが演じた、シスター・ロサ。母親に理解してもらえない葛藤や、エイズという病気を抱えての妊娠。子どもを産むために、病気と闘う母、ロサの強さ。

母親の弱さ、強さ、寛容さ。様々な一面が見られるこの映画。人間味あふれる内容で、忘れかけていた想いを取り戻せる気がした。ーそうだ、久しぶりに母に電話しよう。

# by xxtmkxxt | 2010-04-26 18:25 | スペイン映画

中谷美紀 @Voce PLATINUM   

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VOCE5月号増刊号は、Voce PLATINUM
R40向けの美容雑誌。R40・・・遠いようで近い存在だわ。
大好きな女優、中谷美紀さんがカバー&一度使ってみたかった、
ゲラン オーキデアンペリアルクリームが付録。これは買わないわけにいかない!

ラグジュアリーコスメがたくさん載っていて、濃いぃ内容!
見ていて楽しいし、目の保養になる~

さて、巻頭の中谷美紀さんのインタビュー。
中谷美紀さんの、折り目正しく美しい言葉遣いに記者の方が感嘆し、
「知性のある女性=美」と定義づけている。
以前、日テレの「アナザースカイ」という番組に中谷美紀さんがゲスト出演された時に、
言葉選びがすごく丁寧で、美しい日本語を話す姿がとても綺麗だった・・・

今後、どんな作品に出演されるのか、楽しみ♪

中谷美紀 @Voce PLATINUM_a0140082_8191957.jpg

使ってみたかった、<ゲラン オーキデアンペリアルクリーム>。
まだ数回しか使っていないけど、こっくりとしたクリームなのに、
スルスルと肌によくなじみます。べたつかず翌朝の肌がしっとり。
現品欲しい・・・けど、高値の花です。。。

# by xxtmkxxt | 2010-04-25 07:51 | お気に入り(俳優)

『4分間のピアニスト』   

『4分間のピアニスト』_a0140082_8551226.jpg●4分間のピアニスト

原題:VIER MINUTEN/FOUR MINUTES
製作年:2006年
製作国:ドイツ
上映時間:115分

監督:クリス・クラウス
出演者:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング 他

詳細: 公式サイト




ドイツアカデミー賞 作品賞・主演女優賞 受賞作品

すごく迫力がある映画!
ピアノを弾くシーンはもちろん、ジェニーのキレやすい性格も、すごみがある。
激しすぎる気質うえ、観ていて疲れてしまうくらい・・・。

新人女優ジェニーを演じた<ハンナー・ヘルツシュプルング>。
本当に新人なの?
ベテラン女優<モニカ・ブライブトロイ>と引けを取らない圧倒的な存在感。

暴言を吐くし、暴力的だし、全く可愛げもないジェニーだけど、
ラスト4分の演奏を聴いてしまったら、そんなのどうでもよくなってしまう。
罪もなにも、全てなかったことになってしまう。そんなすごい演奏。

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暗い監獄で過ごしたジェニーにスポットライトがあたる瞬間は、鳥肌もの。
演奏を聴いて涙が流れたのは、もしかしたら初めての経験・・・かも。
アウシュビッツとリンクする部分があるので、目を背けたくなるシーンもいくつか
あったけど、そういう闇の部分が、より一層ジェニーの「明」の部分が強調される。



ぜひこのすごさ、体験してみてください!



今日の映画・・・65点

# by xxtmkxxt | 2010-04-23 08:59 | ドイツ映画